2008年06月18日 20:00
現在XPパソコンを利用していて、これからVistaパソコンへ移行を検討しているユーザー企業は、「ソフト/ハードの対応状況」「XPのサポート期限」「パソコンのリース期間や買い替えサイクル」を基に、サポート期限から逆算して動作検証の開始時期を決めることになる。
XPの移行先をVistaと決めつける必要はない。Vistaを飛ばして、次期OSと目されるWindows 7(仮称)を導入する手もある。実際、XPパソコンを利用中の万有製薬は、Vistaの導入を見送り、Windows 7を導入する方針を掲げている。
マイクロソフトは、新OSと2世代前のOSのサポート期間が最低でも2年間重なるルールを敷いている。しかし、新OSの動作検証に1年をかけると、全社のパソコンの入れ替えに使える期間は残り1年しかない。1世代スキップ戦略を採用する予定の企業は、こうしたリスクがあることも考慮しておきたい。