「社会を変える」を仕事にする 駒崎弘樹著
2009年08月08日
内容(「BOOK」データベースより)
その小さなアクションが、世界を変える!元ITベンチャー経営者が、東京の下町で始めた「病児保育サービス」が全国に拡大。「自分たちの街を変える」それが「世の中を変える」ことにつながった。汗と涙と笑いにあふれた、感動の社会変革リアル・ストーリー。
学生時代に既にITベンチャー経営者。しかし回りとの意識の違和感に悩む著者が選んだ道は「日本社会の役に立ちたい」。
「中学生日記」に出てくる学級委員みたいなやつが作文で書きそうな言葉だ。と葛藤しながらもさらに挫折や失恋も乗り越えながらも、NPO法人フローレンスを立ち上げる。
ああ、どうしよう。僕は実は「中学生日記」だったんだ。
自己実現とともに社会実現できる仕組みづくりを目指して。
保育業界最大の難問と言われた(らしいです^^;)「病児保育問題」を「保険的病児保育サポートシステム」で解決の光を見出し、実現してしまうバイタリティ。 メンターと次々出会う求心力。
新刊で大文字を使ってるのが珍しいと思ったが、以下抜書き。
「金を稼いで何が悪い。儲けることが悪ならば、社会主義国でパン屋に並べ」
「資本主義が回るためにも、社会がいいものであるように、誰かがそこに関与すべきじゃないのか」
「他人の評価の奴隷」
「運動ではなく、事業によって社会問題を解決する社会起業家。」
■子どもを看病したら、クビになった
「コップの中の嵐」という言葉がある。限られた人たちの限られた世界のなかだけの議論や動きのことだ。限られた人間だけしか入れないから、一般大衆にとっては他人事になってしまうのだ。
「全体を救うイノベーションは、つねに多様性から生まれる」
■「金返せ」とキレる企業の社会貢献部
「医師の母親にとって、病児保育はライフラインです。手術をしなければならない日に子どもが熱を出したら、一巻の終わりです。」
「そうよ、むしろ国にパクられて一人前、くらいのもんじゃないの」
「社会運動に取り組む者が知っておくべき寓話がある。「溺れる赤ん坊のメタファーである」」
「問題にはつねに、それを生み出す構造がある。そして、その構造に着手しなければ、真に社会問題を解決することはできないのだ。」
「政治家や官僚だけが世の中を変えるのではないのだ。「気づいた個人」が事業を立ち上げ、社会問題を解決できる時代になているのだ。
起業コーチさとしの気づき日記 社会起業家 病児保育のフローレンス 駒崎氏の講演
Self-Revolution<<自己革新>> ~アントレプレナーを目指して~ 『「社会を変える」を仕事にする』 駒崎弘樹 B09030
もりともバリバリ 『社会を変える』 を仕事にする
スキマカフェ 斜め読み-「社会を変える」を仕事にする(駒崎弘樹著)
Morizo Blog : 森蔵ブログ 【本】 「社会を変える」を仕事にする
Posted by 茶太郎 at 15:40│Comments(0)
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