『起業バカ』 渡辺 仁箸
2009年09月12日
著者も会社を1つ潰している。
要は、起業支援とは名ばかりの、巨額の血税をばら撒いた新手の「ベンチャーODA」なのだ。つまり、官庁や外郭団体、関連業界だけが潤って、さっぱり「ホンモノの企業家」という果実が実らない補助金漬けの「税金ドロボウ」なのである。
ちょっとしたキッカケで私自身、ベンチャー支援とニュービジネス支援の小雑誌を立ち上げた。期せずして私自身も50歳すぎて起業したのだ。
あのトヨタ自動車だって売上高経常利益率は7〜8%ほどである。製造業で10%の利益率を稼ぐのは並大抵じゃない。それがFCチェーンでは利益率10%以上の本部がゴロゴロしているのだ。コンビに、弁当、学習塾の突出ぶりが目立っている。その中でもセブンーイレブンと明光義塾の利益率はちょっと異様とさえ思えてくる。
本部にとって、年間数百店のスクラップ・アンド・ビルドは折り込み済みなのだ。
これは逆に本部の方が契約違反にならいないのか?と思ったケース毎年、大量のスクラップ・アンド・ビルドを繰り返す、大手本部の罪はきわめて大きい。スクラップにされたのは、加盟店オーナーの人生そのもだからだ。
契約前との約束の違いはいろいろある。年4回のソフトのバージョンアップ作業もその1つだ。
いまの日本のベンチャーの前には、4つの「抵抗勢力」が立ちはだかっている。つまり「銀行」「投資家」「大企業」「闇勢力」である。
Posted by 茶太郎 at 13:42│Comments(0)
│読書録
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。